2026/8/4(火)
久しぶりに鋼の錬金術師を読んだ。よくまあこう綺麗に中怠みせずに話をまとめられるもんだ。
「元の身体に戻る手がかりを探す」と「国を巡る陰謀を解き明かす」という2つの柱を序盤で立てておいて、情報を得るために国のあちこちを移動するという典型を確立させておき、その上で移動中に企図しないトラブルが起きてそれが後の展開に関わってくるというパターンで多様な展開を作っている。移動が多いので舞台がひとところに留まることによるマンネリがなく、また主人公以外の勢力の動きが結構入るので重層的に感じられる。
ただ、読んでてごちゃついて混乱するようには感じない。分かりやすい目的がある勢力が多すぎないのもポイントなのかもしれない。マスタング組の中で大佐と別の思惑を独自に持ってるキャラとか、ブリッグズ組で少将と反目してるやつとか、人造人間組の中でグリード以外にお父様を裏切るやつとか、全然いない。もちろん主に付いていく理由はそれぞれにあるのだが、各勢力の内輪揉めみたいなのを読者が気にする必要はないようになっている気がする。
昼夜が逆転したまま戻らない。
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