2024/9/1(日)

ローゼンメイデンを読了した。終盤、まいたジュンが急に全知全能になっていくので何ごと!?みたいになる。その一方でまかなかったジュンが最後まで真面目に考察班やっていたので安心感がすごかった。まいたジュンは見習ってください。

エピローグでまいたジュンがnのフィールドを通学路の近道に使ってて爆笑した。うわあ!急にクソガキに戻るな!

最初の生きた人形である水銀燈が逆十字を背負っていて、最後の人形である雪華綺晶がいばらの十字架で斃れるのは美しい構成を感じた。姉妹の中でこいつだけマジで好き放題なのでなんなんだコイツはよ、と思っていたが、禊役みたいな立ち位置になっている感じがする。エピローグで復活するのを含めてモチーフのキリストっぽさが強いが、でもめぐ嬢の言うことには「白い悪魔」なんだよな。モチーフ的には明らかに水銀燈=悪魔、アンチクリストで雪華綺晶=天使、キリストなのにここを転倒してある。だからなんだというとよく分からないが。

全員が一体になるのはひとりぼっちになるのと同じこと、これはエヴァファンとかがしょっちゅうツイッターで擦ってるのを見る話題だ。再び分ける決断をするのは納得の結末である。ただ、全人類が一体となると神に成るのだとすれば、人の被造物である人形が一体となって成るのは何か、という話がある。順当に類推で考えれば恐らくは人と同格の存在で(ローゼンさんはもう人ではないが)、その到達点において父ローゼンと対話できたし、親を超えたことを認められたというのは話として大分違ったものがある。システム的には「一人の人間になる」択が全然あった気がするのだが、そこで再びローザミスティカを分割することを選択するのにはやはり、姉妹と会いたいだけではなく人形としての矜持が感じられる。

アリスゲームは終わったが、ラプラスの魔とローゼンさんはどうなったんだろう。まいたジュンは人の身で物語を終えたが、ローゼンさんルートにはならないのだろうか。


Ibの攻略を進めた。メアリーと一緒に帰るEDを回収した。ギャリーのライターってキャンデー食べないと拾えないけど、もものカギ使った後だったら両方持ってけるんじゃね?と思ったのだが、もものカギ使うともう鍵が閉まって戻れなくなる仕様だった。なるほどね。メアリーを焼くとキャンディーは持って帰れないようになっている。

キャンディーを持って帰るとメアリーに食べられてしまうが、メアリー焼かずにライターだけ持って帰ったらどうセリフ変わるんだろうか?

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