2023/9/26(火)
今週の胎界主を読んだ。純子、普通に頭回るやんけ。しかし必然レベルで回避不可だった場合はどうするつもりだったんだろうか。ソロモン頼り?
佐出斗死んでるのにドヤ顔決めてるのが腹立つな…「心の底ではどうでもいいと思ってたからだ」とかいって自嘲する稀男とは真逆すぎる。心の底ではじゃなくて心の底からどうでもいいと思ってそう。
岡田恵美子「ペルシャの神話」を読み進めた。思った以上に面白くてはまった。
なんかこう、いわゆるアブラハムの宗教だと「神に仇なす者は死!疑う者も死!それに連なる者も死!信じるもののみが救われる!」みたいな勢いのイメージがあるけど、ペルシャの神話だと良き王にも愚かな息子がいたり、逆に悪王の子孫にも賢王がいたりと、一筋縄で行かないものを感じさせる。禍福は糾える縄の如しといったようなもつれた物語が「めぐる転輪」によって展開されていく、という割り切れなさを孕んだ世界観がすごく刺さる。
ザールとルーダーベの恋の下りは本当に個人的クライマックスだった。そういうのって文学者が不条理な世界への問いかけとして書き出すやつじゃん、みたいな味のストーリーなのでそれを神話でやっちゃうんだ!?みたいになった。世界はそのように不条理であって、それでもだからこそ見極めることを見極め一人ででも立ち向かいやれることをやっていく、という感じなんだろうか。どう表現するのが良いか分からないが、この神話は「戦えるな」と思った。
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