2022/1/2(月)
正月なので親戚の家でごろんごろんしていた。
「電気機械エネルギー工学」という本を拾ったので読んでいたのだが、双対回路の話とか電気回路と機械系のアナロジーの話とかラグランジュ方程式とか、個人的に気になっていたトピックが基礎から解説されていてなかなか良かった。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784621037126
機械系を等価な電気回路に変換できる、という話は知っていたが、電動機を解析するにあたって電気的な要素と機械的な要素を統一的な理論のもとに解析できるという実用的な利点があるのは初めて知った。言われてみればそれはそう。双対回路の原理から、等価な電気回路は2通りできるらしい。
ラグランジュ方程式は名前だけ知りつつよく分かっていなかったので、知ってる分野から繋がる形で学ぶきっかけが出来たのは良かった。複雑な系をLとかいうよく分からんスカラー値一本を解析するだけでどうにかなるなんてどういう訳だろうと思っていたが、要するにLは大量の変数を持つすごい高次元上の関数であって、そのそれぞれの変数で偏微分すればいろんな情報が取り出せるという話らしい。それなら納得。
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