2026/5/11(月)

負性抵抗法について調べるのを長らく放置していたのだが、コルピッツ回路について調べていたのがきっかけでようやく得心がいった。

発振回路について検討する際、ループゲインを考えてバルクハウゼン条件を考える方法だけがずっと頭にあったのだが、電子回路でループゲインを考えるというのはそう単純な話ではない。入出力インピーダンスの話があるからだ。インピーダンスが整合していれば反射の問題は起きないが、設計で色々値をいじっていればそうはいかない。頑張って整合させるより、反射を織り込んで設計したい。

そこで、回路を1ポート回路2つに割って考える。するとそれぞれの反射係数を考えて、発振現象を信号の反射の繰り返しとして考えることができる。このとき、回路インピーダンスの実部が負だと反射係数Γが1を超えることが分かる。これが恐らく巷で言われている負性抵抗法の考え方だ。

差動1ポート回路として考えることもできる。特にクロスカップル発振回路の場合は対称性が高くて都合が良いと思う。とにかく高周波では信号の伝達の向きというものが判然としない以上、こういうやり方の方が都合が良い。一定の方向に信号が回るという考え方が危うい。

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