2025/9/3(水)
Before the Nightをクリアした。かなり味のあるグラフィックが自分好み。アクションを求められつつ戦略立ても必要になるバランスがとても良かった。隠れる、逃げる、攻撃するといった選択を適切に使い分けなければならない。攻撃範囲のデカい無敵キャラには辟易したが、その辺が居なかったらずっと逃げるかずっと攻撃するだけでクリアできてしまうゲームになるだろう。
ストーリーも凝ってて良かった。「動物と人間が逆だったら…」というネタは割とちょくちょく見る気がするが、そこを単に行って帰ってではなく二度三度捻りを加えて往復している感じがした。さらにそこに露悪趣味的なグロテスクさを加えてここまで練り上げているのは他に例を知らない。カワイイとグロイが同居する世界観は最近はもはや使い古されつつある手ですらあるが、それでも猫とかウサギとか主人公のリザとかのメルヘンチックな可愛さと警備人間とか内臓トンネルとかのエログロナンセンスみたいな感覚が同居してるのはやはりシンプルにすごいと思った。
時系列が意図的に混乱させてあるのは個人的にはあまり好きな演出ではないが、世界観を探らせる、気にならせるには有効な手法という風には感じる。
あとは、この手の凝ったグラフィックのゲームだと割と仕方ない部分があるが、歩ける部分と歩けない部分が時々分かりにくいのが気になった。ENDER LILIESもちょっとそうだった。
総評として、適度なボリュームに独自の雰囲気とストーリーを見事にまとめ上げた中々の良作だと思た。
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