2021/3/26(金)

延々コードを書いていた。

何を作るのかが明確でそれに向かって手を動かし続けていると楽しい。プログラミングに限らず、自分の創造的活動の根幹はだいたいこれで出来ている。ただあまりに明確過ぎると、目指すところが凝り固まってしまっていないか心配になる。というより、到達方法がぱっと思いつかずに少しでも手が止まるときに、自分に見えているビジョンはそこまでして拘泥するほど完璧なビジョンなのかがすぐに疑わしくなってしまう。でも今日は殆ど手を止めずに進捗が出た。単純作業しかしてないということの証左じゃないのという気はするが、まあそれでも手が動かせたのは事実だ。2,3日前まで何にも手が付かなかったりしていたからすごく気分が良い。

絵もまた描きたくなってきた。描こう。


KeyCloakでREST APIからユーザーのパスワード変更がしたくて、しかも生パスワードではなくパスワードのハッシュだけ保持している状態からそのパスワードに更新したいと思った。動機としては、KeyCloakとは別にユーザーログインシステムがあって、そのユーザーのデータをKeyCloakに移行したいみたいな感じ。

/{realm}/users/{id}/reset-password エンドポイントから更新すると、CredentialRepresentationにvalueが設定されてないとエラーが出るので不可能。生パスワードが無い限りそのパスワードへの更新はできない。しかし、/{realm}/users/{id} エンドポイントからUserRepresentationのcredentialsに情報を入れて直接更新すれば問題なくハッシュ情報だけで更新できた。大勝利!

ちなみにKeyCloakは標準だとpbkdf2-sha256以外のハッシュアルゴリズムをサポートしていない。多分拡張すれば他のハッシュアルゴリズムもサポートされるのだろうが、そのやり方まではちょっと分からない。


今朝はどうにも目玉焼きが食べたくなったので目玉焼きを焼いた。昨日の日報にあんなのを書いたから「何か食おう」という意識が刺激されたのか、あるいは「食うことすら面倒くさがるなんてばかばかしい」と言う気持ちになったのか。いずれにせよ内から沸き上がった衝動で動けるのは気持ちが良かった。


サークルで色々仕事しまくったり報告しまくったり意見しまくったりしたらちょっと見通しが良くなってきた。

自分の所属しているサークルは(会社でもなく学生のサークルのくせに)ある種の縦割りの構造が強い組織だ。それをやや疎ましく思っていたのだが、縦割りのちょっとした長所を感じた。それは、自分と異なる下部組織に属する人間は情報量や権限における完全な上位互換や下位互換ではまずありえないということだ。何が言いたいかと言うと、縦割りを単になくすよりも、縦割りの前提があった上で各下部組織のメンバーが集まった方がある面で優れているのではないかということを思った。

一切垣根のない組織系統の場合、メンバー間に違いがないからこそ、純粋な力関係が前景化する危険性がある気がする。その点縦割りの組織ならばお互いにある程度の領分があって、「自分の領分から話をすると」というスタンスを保ちやすい。頑固な縦割りは重いフットワークの元だが、互いのリスペクトを基礎づける道具としての(つまり越境的な対話を前提とした)縦割り組織図というのはアリなのではないか。

そもそも各部署がお互いにリスペクトを持っているという前提付きではあるが。

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