2025/1/31(金)
久しぶりに歯医者に行った。
ハクメイとミコチの13巻を読み進めた。菱の実知らんかった。センの寡黙さは共感するところがあって結構好き。
C++向けのゲーム開発ライブラリのコードを久々に触ったが、もうなんだかよく分かんなくなっていた。疎結合にしようとして高度なことをしようとして結果訳わかんなくなっている。本末転倒だ。
クラス図とかをもうちょっとちゃんと書きながら完全に設計し直したい。さすがにコードが勿体ないのでゼロベースで作り直しはしないが。
若林幹夫「魔術化する科学技術」を読んだ。高校のカリキュラムに入っているらしいが聞いたことないぞ、と思って教科書をとりだしたらちゃんと入ってた。授業で扱わなかっただけらしい。
人は分からなさに耐えられないので古代の人は魔術や宗教を創り出した。が、近代では今まで分からなかったものが科学によって実証的な方法で解き明かされるようになった。しかし個々人が科学知識の全てを把握するのは不可能なために、専門家にしか分からない領域が広がっていった。この辺りはとてもよく分かる。現在進行形で実感している。それをこの評論では魔術のようと表現している。
さらに「何でも分かると信じられている」という部分が別途指摘されているのがなるほどと思った。つまり雑に整理すればこうだ。
- 科学で分かるし大体みんながちゃんと分かるようになったこと
- 科学で分かるが各専門家しか把握してないこと
- 人類の科学では(まだ)分からないこと
という3つの区分ができる。しかし素人には2と3の区別は曖昧で、全てが2というように考えてしまった結果が科学万能論の類なんだろう。
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