Pogostuckを進めた。ぶどう(実はリンゴ)地帯を突破し、悪名高きメープルツリーに入った。まず枝が3本あり、その次に最初のキノコが見えているが、キノコに触れることすらままならない。木の窪みから出て落ちることがないことだけは救い。
ぶどうの所で学んだように、上の足場に乗るだけの位置エネルギーを直接得ることはできないが触れるだけの位置エネルギーなら手に入る場合、まず触れてそれから落ちて再度ジャンプすることで乗るみたいなテクニックが要りそうだ。
レ・ファニュ「吸血鬼カーミラ」を読んだ。創元社推理文庫の平井呈一訳のやつで、他の短編もあったのだが、これだけ読んでしまった。
お耽美な雰囲気の描写が結構ある。最終的に喰い殺すのでなければ百合作品としてもかなり良い。しかし村の一般女性がサクサク殺されてるのに対しローラが1月かけてじわじわと蝕まれてるのはどういうあれなのだろう。あのままやられていた場合単に死ぬのでなく眷属になるとかだったのか、他の女と違ってカーミラとしても本気だったとかなのか。物語が主人公の視点でしか語られない以上、カーミラが言い寄るやつが本気の恋情なのか単なる疑似餌に過ぎないのかは断言できないが、まあ前者なんだと思いたい。別にローラは友情は感じていても(おそらく)同性愛ではないから引き寄せる手管として機能しているとは思えなかったし、女性しか襲わなかったことに本人の性癖以上の理由があるとは思えない。
吸血鬼伝承は昔からあったんだろうが、このレズビアン要素はどこからやってきたんだろう。調べてみてもよく分からなかった。ただこの設定が魅力的なことだけは確かだ。
「吸血鬼ドラキュラ」を読んだ時も思ったが、最期は伝統の儀式通り杭を打ち付けて勝利なのであっけない。自分の中で「ヘルシング」や「悪魔城ドラキュラ」、あるいは「ジョジョの奇妙な冒険」「鬼滅の刃」で見るような化け物vs人類最強格の頂上決戦イメージが強すぎるので、バトル漫画と怪奇幻想文学を並べるなという話ではある。
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