2024/9/4(水)

Ibの攻略を進めた。ようこそゲルテナEDを回収した。ぼっちイヴEDと同じで一種のゲームオーバー扱い。

ギャリーの死亡率が上がりまくると(作中的にはおそらく美術品からの好感度が下がると)イヴがビンタせず座り込みを始めるのがあまりよく分からないのだが、これは考察する価値があるやつだろうか?もしもまともにストーリー上理由があるものとして考察するとすれば、「ギャリーの心壊の程度が強すぎてイヴにも見た目にそれが分かり、諦めてしまった」とかだろうか。だいぶ苦しいけど。こう考えると、「ギャリーからイヴへの好感度」はあるけど「イヴからギャリーへの好感度」はどう足掻いても最初からマックスなんだよな。

“かんげいかい”ではイヴは寝てるしギャリーも何も喋らずうなだれているが、メアリーの言う「遊ぶ」とはどういう形なんだろうか。メアリーが日記において「みんなはお客様を呼び込んで一緒に暮らすのが好きだけど~」と言うところでの「暮らす」と恐らくは似たような状況を指しているのだろうが、全然動かない以上いまひとつピンとこない。お絵描きやかくれんぼもするつもりらしいのだが。ここは想像と考察の余地がありそうだが、明確な答えが出せなさそうでもある。外に出れる・出れないのルールについてはこれ以上なく厳格なIb世界だが薔薇を散らされた来訪者の行く末については明確な情報がない。

ラスト、イヴの薔薇は何枚か散っているが全て散ってはいない、ギャリーの薔薇は青い服の女が持っている、ということで以下の3説がありうる。

  • (i). 薔薇は丁重に扱われる、人の身のままお友達に
  • (ii). この後薔薇を散らされることによって絵画の仲間入り
    • (a). その後は二度と動かない
    • (b). 絵画としての生を受け、美術館の中で動き回れるようになる

まず(i)の場合、ようこそゲルテナEDの未来としてはありうるが、メアリー以外の美術品の「一緒に暮らす」とは合致し無さそうである。あいつらは基本花をむしりにくる。まあメアリーの「友達になって永遠に遊ぶ」と他の美術品の「一緒に暮らす」が同じことを指しているという保証はないし、あまり無さそうな線だが実は積極的に襲われた来訪者はイヴとギャリーだけだったという線もある。

次に(ii-a)の場合、これではメアリーも他の美術品も二人と遊ぶことは出来なさそうだ。が、別に美術品たち(あるいはメアリー)はお互いを動く動かないで大して峻別していないという線を考えればそこまで不可解でもなくなるかもしれない。メアリーとの会話で「おままごとしよー!私がお母さん人形、イヴがお父さん人形ね!」というセリフがある。自身やイヴを人形と同等の存在と考えていなければ出ないセリフだ。メアリーは畢竟「外の世界」に興味があるのであって、本物の人間の生とかに興味がある訳ではないんでないか。

最後(ii-b)の場合。これが割と個人的に本命なのだが、具体的にどういう形をとるか全く分からないという問題がある。もし前例があって、そしてそれを既に見ているのだとしたら、とりあえずまともに話すことは出来なさそうだ。


ぼっちメアリーEDも回収した。これで全てのEDを回収した。赤い服の女をお姉ちゃん呼びするメアリーに萌える。(もはや萌えという言葉も古い…)

精神の具現化が黄色になっていた。実は見る人次第で色が変わるとかそういうアレだったりするのだろうか。

ラストで赤文字と青文字がそれぞれあるのは明らかに意味がある。青文字は明らかに哀れむ、悲しそうな態度に終始しているのに対し、赤文字は突き放している。思えばイヴが美術館の世界に入る前後あたりでも青文字と赤文字がそれぞれあった。これを考えると、特定の美術品に関わっていないメッセージ書きを全て「ゲルテナ1人の意思」ということにするのは明らかに無理筋になる。少なくとももう一人(もう一体?)いる。

ネットの考察を見ると、青文字が「ゲルテナの意思」で赤文字が「美術品たちあるいは美術館の意思」という説がある。ゲルテナが生涯最後に描いた娘をむやみに突き放すとは思えないし、少なくとも青文字については妥当に思える。問題は赤文字だ。

美術品たちの様子を見ると、仲良くしていることもあれば仲間割れをすることもあるし、土台個々に独立した存在であって「美術品全体の総意」というものは存在しないように思える。だとすれば、ゲルテナ以外の巨大な意思があるとすれば「美術館の意思」もしくは「特定の美術品の意思」のどちらかというのが穏当に思える。

赤文字であと思いつくのと言えばギャリーがライターを使ったあとの警告書きか。あちらは手書き文字でなくフォントなので別種のものとして描写されている可能性はあるが。

メアリーがあの後どうなったのかも気になる。単に暗い場所で永遠に出られないのか、それとも何かメアリー自体の存在が変質するのか。というのは、暗転間際でメニューを開くとメアリーの姿が大変なことになっているのである。これが暗闇の中での自己イメージなのか、それとも客観的に見て何か起こっているのかはやや問題だ。

そもそもあの空間の正体も謎である。見たまんまを言うなら「現実世界と絵画の世界の狭間」みたいに見えるが、あのED以外でその存在にスポットライトが当たることはない。イヴが最初に『絵空事の世界』を見てから『深海の世』に飛び込むまでの間の世界がどうやら同質のものに見えるが、あの時は『深海の世』が開いていて末路EDでは開いてなかったのはなぜ?青文字が「もどっておいで」と示していた以上、メアリーが気付けなかっただけで実は戻れる段階があった?

ネットの考察の1つとして、赤文字は「深海の世」の意思という説があった。ゲルテナや美術品が外の人間を取り込もうとするようにメアリーを取り込もうとしていると仮定すれば割と辻褄は合う。赤文字が戻れないものと諦めさせてくる理由にもなる。明確な根拠に欠ける仮定だが。


アンプ設計のお勉強をした。定NF円と定ゲイン円が円になる理由がまったく分からない。どうせ式変形してメビウス変換になること確かめるだけやろと思ったのだが。

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