2024/7/27(土)

Vulkanを利用したアプリケーションのGithub Actionsによるクロスコンパイルに成功した。Windows、Linux、MacOSに対応できればかなりのもんだろう。

https://github.com/Kiterai/github-cmake-practice

しかしこうなるとますますAndroidとiOSへの対応もしたくなってきたな。


最近利き手でない方の手で歯を磨く練習をしている。歯を磨くときは大体片方の手が暇になるのでそれで作業をするのだが、利き手が空いていた方が何かと便利だからだ。

3~4回くらいで慣れが多少出てきた。もっとしっくりくるまでには何か月かかかるだろう。


岩明均「七夕の国」を読んだ。ものすごいぶっ刺さった訳ではなかったが、構成と設定の妙には舌を巻いた。あと幸子ちゃんはかわいい。以下ネタバレ注意。

何か日常の「外」が間違いなくあって、それを巡って波乱が起きるのに、最終的に人の日常の世界の広さと豊かさを語り「それに比べれば良く分かんない超能力なんか世界の一部だ」としてある意味内と外をひっくり返して〆るので完全に負けた。お前の勝ちだ、岩明均。

でもやっぱり、頼之さんは消滅しただけなのか本当に「あちら側」に行けたのかは気になってしまうよな~。そこは身を投じた彼自身にしか確かめようがなく、しかしそれがどちらだったとしても「こちら側」の世界のすばらしさという点には変りがない。悔しいよ俺。「でもやっぱり、『あちら側』面白そうじゃないですか……!!」という話の方を突き詰めると多分メイドインアビスとかになる。

テーマと直接関わることではないと思うが、能力設定の仕方がかなり巧妙だと思った。小さい穴を空けるだけに思えた能力が実は…というところで、別に能力が急成長するわけではなく、気持ちパワーで覚醒するわけでもなく、本当にただ小手先のやり方を知らないだけだったというところの説得力がすごい。これのおかげで最初は些細な能力だったことと途中から能力に振り回され始めることの両方が自然に実現されている。

ところで、この作品に出てくる球体は胎界主のアカーシャ球体と見た目がかなり似ているように見える。球体間移動もするし。実は元ネタだったりとかないか。

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