2024/7/24(水)

久しぶりにまともに早起きした。生活習慣を戻していきたい。


授業の復習がそれなりに進んだ。全体像が見えた状態で改めて最初の方の回の資料を見直すと理解が進んだ。


「神経回路網の数理」を読み進めた。

シナプスに他の神経細胞の興奮のパルスが到着した場合、0.3msほど遅れて電位が変化し、数msの時定数で減衰するらしい。

CPUの場合は明確なクロックというものがあるが、脳神経細胞の場合は少なくとも全体で共有されるそういう信号はないだろう。なので多少の持続がないと加算どころではない。

電位の変化はシナプスごとに0.1mV~30mVのばらつきがある。重みにランダム性があるのはDNNの知識を踏まえると納得しやすい。あちらが模倣したのだろうが。

変な形のシナプス結合もあるという話題が面白かった。シナプス前抑制という。文章しかないので想像するしかないが、こんな感じのようだ。

興奮性のシナプスに別の抑制性シナプスがくっついていて、興奮のパルスを無効化してしまうらしい。

こんな3つ組もあるらしい。

2つの神経細胞の樹状突起がくっついている(!???)ところに、さらに別の神経細胞の軸索が伸びてシナプス結合しているらしい。そんなことある???

こういう変な形式の結合は、脳というより感覚器官から脳までの途中によくあるんだとか。要するに特殊なものであるから脳の基本的な仕組みを論ずる際にはあんまり考えない方が良いと。どうやら特殊なものであるのみならずそもそもあまりどのような作用をするのか実態が分かっていないらしい。

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