フリーレンの漫画原作に加えアニメ初回放送を一日で一気に飲み込んできた。噛めばしっかり味の出る作品なので今後も何回か反芻が必要に思える。自分はどうも少しづつ読み込んで噛みしめるということができない。
自分は大して長く生きていないが、それにしても人とのつながりも限りある時間もあんまり大事にせずにやってきたので、フリーレンの1話にだいぶ刺されている。積極的に人と関わろうとし始めたフリーレンはマジでえらすぎるし、ヒンメルは大正解人間すぎる。
アニメはどうなるか若干不安もあったが、大まかに原作の雰囲気をしっかり出してあって良かった。しっかりと2時間見入ってしまった。強いて言えば再会したヒンメルとの会話の間の取り方あたりでちょっとん~みたいに感じるところがあったが。
アニメだと流星群見てがっつりそのままご臨終してる感じになっててオイオイオイみたいな味がある。原作だとぼかされてるし臨終の瞬間のシーンはいつとでも取れるからその解釈可能性はぶっちゃけかなりあるが、そのタイミングでの死別嫌すぎないか???1週間かけて遺体と共に歩いて帰ってくるの、流石に…いやナシではないけど…
ゾルトラークのクヴァールさん、話にしっかり付き合ってくれてるのあまりに異質すぎる。原作の方で明かされてる魔族の性質考えるとどう考えても長話してる間に不意打ちとかしそうだし、情報を引き出すために話を一旦聞いてるとしても「魔力消費もさぞ多かろう」とかわざわざ言ってくるのそれ明らかに””悪意””じゃん!!!!になる。いや喋りながら思考を整理してただけかもしれないが。「仇討ち」とかも言ってるし、最初に出てくる魔族の人類理解度があまりに高すぎて異質すぎる。
防御魔法を即座に分析して全方位乱打を仕掛けてくるところで格の高さを見せたが、のちのエピソードで「魔力のデカさで威張るのが魔族」というのが明言されてるし、分析して工夫して戦うのは人間のやり方なんだよな。やっぱりいろんな面で人間臭い。
クヴァールさんに比べてアウラなんなんだお前は。ここまでテンプレなメスガキムーブかまして綺麗に負けるキャラ逆になかなか見ないよ。そもそもあの天秤出したり引っ込めたり出来るなら魔力の差を見切れば使わない選択肢もあったわけで、しっかり自分と相手を読んでいれば相性勝負に持ち込めた可能性もあるはず。死に際に涙目にまでなるし、二重三重に格が低い。意気揚々と天秤出すシーン、一応「フリーレンの魔力制限が超すごい」ということでアウラ下げというよりはフリーレン上げのシーンではあるのだけど、描かれたアウラの性格から考えてもし勘付いても「いやいや気のせいよ」とか言いかねない格の低さがある。
一瞬で負けたのに死ぬほど格高いクヴァールさんとめっちゃ時間かけてフラグを建てまくって格の低さを見せて綺麗に負けたアウラ、並べ立てると面白すぎる。
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