ついにValve IndexでVRを初体験した。ベースステーションの取り付け位置に悩んだのだが、本棚の上の段とかラックの上の段とかに置いて解決した。ものがあふれる棚の隅っこになんとか置いた感じなのでかなり無理やりだが。
まずはsteamVRのチュートリアルをやった。結構遊び心があって面白かった。さすがportalを作った会社だけある。これは予備知識なしで体験した方が楽しめるかもしれない。ホーム空間とかも結構いろいろ触れるようになっていて、ホームにいるだけでかなり遊べる。鳥とか蝶とか風に揺れる植物とかがかなりリアルですごい。単なる見た目のリアルさというか、干渉できるけどあちらも勝手に動いているみたいな、挙動・インタラクション部分による現実のもの感が強かった。小道具とかも、なんというか質感がちゃんと出来ていて、ここまでそれっぽくなるんだという感じがした。
思った以上に「見回せて移動できてものに触れる現実空間」としての違和感が少なくてかなり感動した。割とスムーズに「あ、こういう世界に来たんだ」という感じで受け止めることができて、驚きが出ないことに驚いたというか。何というかちゃんと「別の現実空間」に居る!みたいなのがあって、例えば画面の中のゲームとか本の中の絵や文章だと「この現実空間の一部」でしかないわけだが、そういうんでなく「別の現実空間に存在している」という感覚がある。これはVRというものに未来を感じる人が多いのも納得できるというくらいの体験はできた。
よく見ると解像度の荒い部分も見えるには見えるので、これもまあ20年後とかにはレトロハード扱いされるのかなという気もする。まあでも仮想現実というものを感じられるだけのクオリティは十二分にある。
ちょっと面白かった部分として、自分は机とかに囲まれたかなり狭い環境でプレイしているので下手に何も考えずコントローラを振り回すとぶつけてしまうのだが、「こっちのレイヤーの世界では机が存在しているので…」みたいな部分の思考を割とスムーズに行えた。夢中になってコントローラぶつけまくるくらいのを想像していたのだが、思ったよりその辺は適応できるものなのかもしれない。
プレイした後ちょっと考えたこととしては、VRのなんか本質っていうのは、身体からの出力と感覚器への入力の丸ごとをジャックすることだったのかなという気がする。VRというと見える世界(=感覚器への入力)のジャックが強調されがちだが、むしろ世界への干渉(=身体からの出力)のジャックが同等以上に重要なのかなという気がしていて、意識的・無意識的の別を問わず出てくる一挙手一投足が補足されて見える世界に反映されるというそういう体験が現実感を形作っているのかな~みたいなことを考えた。キーボードやマウス入力だったらキーボードやマウスに触れない限り何も起こらないが、フルトラッキングを付けたVR空間では何をしようと世界に反映される。手持無沙汰で手をぶらぶらさせてようと何の気なくちらっと振り向こうとそれは見える世界に反映されるし、その一種の逃げられなさみたいなのが現実感というものの構成要素なのではとか。胡乱な雑語り。
今日解いた競プロの問題。
ABC257
A: (x-1)/n
B: シミュしてコマの座標を動かすだけ。1マス右は存在するなら必ず右隣のコマになる。
C: 大人と子供を分けて尺取り。
D: にぶたんやるだけ。N≦200なので一回の判定に余裕で$O(N^2)$とかかけられる。
散歩した。高速道路の周囲のぐにゃった一般道を歩いて面白かった。
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