昨日の夜から(コーディングの)筆がのったのでこれ幸いと徹夜したのだが、朝になっても眠気が来ないので心配になってきた。少なくとも20時間は起きているはずなのだが。
ラフカディオ・ハーン「怪談」を読み進めた。
ろくろ首
伸びるやつかと思ったら離れるやつだった。本題の妖怪が出てくる部分よりも前置きとなる主人公の僧の背景の話が長くてちょっと驚いた。導入は大事らしい。
主人公が故事を思い出した時点で「あれは人食いの化け物だ」扱いになるのなんかなーっていうのがある。そこまでの間の対応が良かっただけに落差がひどい。その後主人公を食べようとしている会話を聞きつけて正しかったことが証明されるのでまだいいかって感じだけど。
いきなし退治する発想になるの、肝座りすぎだろというツッコミも加えたい。
退治し終わった後も主人公が強いシーンが続くのでこれろくろ首主役じゃないだろと思う。
葬られた秘密
創作なことはもちろん分かったうえで言うけど、最後この話が伝わってる時点で秘密漏れてるじゃん!となった。
「ある人」の正体が分からなければOK判定?
雪女
おおよそ知っているおなじみの話の通りだなーと思った。
改めてこの話読んでみると、序盤で死ぬ老人、「雪女は人を殺す化け物です」ということを説明するためだけに出てきて死ぬので不憫極まりない。
青柳ものがたり
昔話ではもう本当に死ぬほど見た「何やらすごい良い娘をもらうが、不思議な事情で別れてしまう/喪ってしまう」というお決まりのパターンなのだけど、「何やらすごい良い娘をもらう」部分の下りが良すぎて「喪ってしまう」下りが切なすぎる。ハッピーエンドになってくれよ~とここまで強く感じた話はない。
読んでいて気付いたことだが、「雪女」にしても「鶴の恩返し」にしても、「雪山での経験を言ったら殺す」とか「絶対に部屋を見てはいけない」とかそれなりの失敗フラグがある訳だけれども、これには無い。最後の結末も主人公の落ち度じゃないし、娘も望んでないし、なんでこんなことにならなければいかんのだ!という気持ちで憤懣やるかたない。エピローグの意味もちょっと良く分かんなかったけど、これ若木さえ誰かに切られなければ最後まで添い遂げられたかもしれないんだよね?そしてそれは主人公とひとっつも関係ないんだよね?悲しすぎない?
訓戒的には一応「武士の心得に反する行いをすると罰が当たる」なんだろうなと思うけれども、でも仕える主人までみんな受け入れて祝福してくれたっていうのにさあ…それはないよ…
十六ざくら
これは純粋に良い話だなーって感じだった。自分の命をなげうってそれ以上の価値があると信じるものに資するという部分も良い話なんだけど、その前提である、自分の命を賭ける価値があると信じられるものがあるっていう部分自体が本当に幸せなことだと思う。
少年漫画の主人公のごとく何かのために全てを賭けるのって本当に素晴らしいけれども、自分の全人生・全存在を賭けるに値すると心から信じられるものって、実際どこを探してもそうそうない。
吸血鬼ドラキュラを読み進めた。
レンフィールドの奇癖やばい。この男だけでも怪奇小説一本書けるんじゃないの?
徹夜したのに決定的な強い眠気が来ないので不審に思ったが、夕方から夜にかけてついに眠ることになった。しかし高々3~4時間程度なので明らかにまだ睡眠負債に足りていない。なのに目も頭もそれなりに冴えている。ちょっと怖い。
昼にちょっとうとうとしていたが、記憶を飛ばすほどに意識レベルが落ちた訳ではなかったので眠ったに入らない気がする。なぜこんなに起きていられるんだ?
胎界主を読んだ。東郷の境遇が本当にろくでもない。
爺さんは大惨事の情報把握してるのか?感染研究所で全滅したチーム以外誰も把握していないと思うのだが。
そもそもアフリカに関する情報が胎界主世界で一般人にどう認知されてるのか分からん。
椅子のやり取りの後のコマ見るに、やっぱり大零家は上位四家の中ではなんか存在級位が高そうなんだよな。それがどう効くのか全く分からないけど。
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