なんとはなしに千と千尋の神隠しをDVDで見た。なんだかんだ言ってちゃんと見るのは年単位で久しぶりだったのかもしれない。色々と今まで見えていなかったものがあった。
白い大きい神様(オシラサマというらしい)とエレベータで一緒になるシーン、今まで何となく見逃していたが、恐らく「自身は最上階まで行く必要はないのに千尋に付き合ってくれた」というシーンらしいことに気付いた。危険そうな場所に付き添ってくれた親切な人と捉えるべきなのかストーカー気質と捉えるべきなのか微妙な気もするが、ともかく「湯婆婆の階は最上階」「最上階で降りなかった」ということだけでそこの機微を描き切るのがスゲエと思った。
あとは釜爺とリン。初対面で態度はぶっきらぼうな割に対応はかなり甘く、仕事上厳しくしてただけなのが分かりやすい。他の油屋メンツは普通にただ人間の子供に冷淡なだけっぽかったので大違いだ。そっちでの受容は腐れ神とカオナシの対処がきっかけになっている。
人間が「人間臭い」とわざわざ言われる割に、千尋以外にもリンを始め雑巾がけシーンのメンバーなど、見た目普通の人間っぽいキャラクターがいるのは、彼らもまた人間ではないのだろうか。リンはちょっと面長なので、男衆が蛙の化身と思われるのと同じくリンも何かの化身と言われても違和感はないが、雑巾がけメンバーは本当に見た目普通の人間なんだよなあ。謎。
銭婆が千尋と雑談するシーンで「ほらあの人ハイカラじゃないじゃない」という何とも素っ頓狂なセリフがあった。こんなセリフあったっけ。湯婆婆と銭婆のどっちがハイカラかと言ったら豪奢で宝石もたんまり持ってる湯婆婆の方な気もするが、そういう話ではないんだろうか。銭婆は畑まで持ってるくさいが、あの風体で野良仕事をやるところは想像できない。カオナシみたいな助手はそれなりに他にもいるのか?
ほか明確に語られてなくて気になるところでは、腐れ神と銭婆のハンコの守りか。
「あれは腐れ神なんかじゃない」と湯婆婆は言うが、あれとは別に本物の腐れ神が存在するっぽい言いぶりだ。本物の腐れ神でも客である以上来れば受け入れざるを得ないし今まで来たこともあるんだろうか。
あと銭婆のハンコ、「守りの呪いがかけてあるはずだがなくなっている、おかしい」「踏みつぶした虫はそれではなく湯婆婆の呪いだった」というところで守りの呪いがどうなったかは触れられずにスルーされている。まあシンプルな解釈では何かの拍子に自然に解けてしまったとかハクをボコすのでエネルギーが尽きたとかだが、術者の銭婆が疑問に思ってるくらいだし、もうちょっと深読みしちゃった方が面白そうなネタではある。
湯婆婆がカオナシの気配に気付くシーンがあるが、カオナシを知っていたし「腐れ神の気配ではない」まで分かっていたのに、気配だけでカオナシと特定するまではできなかったということは、あれくらいヤバイ厄ネタがあの世界には他にもゴロゴロいるんだろうか。八百万の神々を相手にしてるんだからもうなんでもありでも驚かないが。
注文していたジゼル・アランが届いた。ブックオフで注文したら4,3,5,1,2巻の順に収まって届いたのだが、ブックオフで漫画をまとめて注文するたびに一体どういう基準で順番が決まっているのか疑問に思う。
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