2026/3/1(日)

入院中でやれることがない。アマプラで「スタンド・バイ・ミー」を見た。正直ナメててすいませんでしたというくらいにはぶっ刺さった。

クリスのキャラが魅力的すぎる。主人公ゴーディとの対比も。インテリという訳じゃないし悪ふざけもするけど、いざというとき妙に人が出来ている友人。自分は彼に評価されるけれども、彼の方が絶対に何か人の芯とでもいうべき何かが強い気がする。自分にもそんな友人がいたので自分事のように刺さってしまった。

確かに自分は頭のいい学校に行けるかもしれないけれども、目の前の彼らの築くちょっと荒々しく身体で分かり合うようなコミュニティに馴染みたいと思っている。大人はその友人たちを良くない世界と見なすけれども、自分にはそうは思えない。その辺りの機微の書き方があまりにも巧かった。「お前は進学校に行けるだろ」のくだりの会話とか。進学校なんて女々しいやつばっかだろって言い捨てるあたりとか。あまりにも理解できてしまう。というかその場面で進学校に行くことの方を上げる方向でちゃんと会話できるクリス、さすがに人として出来過ぎている。こういうのがあるからクリスに人として勝てないんだよな。

ゴーディは父・兄との関係から自信のなさを抱えているが、夜の森の会話でクリスもまた傷を抱えていることを認識するところがもはやクライマックスと言って差し支えないと思う。初めて対等な関係になる、というか初めから対等だったということに気付く。さすがに自分にはここまでの関係の友人はいなかった…


教養としてエヴァンゲリオンの1,2話を見た。思った以上に明確な説明が少なかった。会話劇だけで匂わせるのは好きなやつではあるんだが、シンジ君は本当になぜ物語始まりで第三新東京市に来たんだ?そして使徒が既に大暴れしている状況でなぜミサトはあんなにものんびりしているんだ?なにも分からない…


稲垣足穂「一千一秒物語」を読み進めている。本当にどれもこれも奇妙な話ばかりなのだが、ちゃんと頭のいい人が「こうすれば奇妙だよな」と何らかのロジックで書いてそうな雰囲気は感じる。

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