2024/9/7(土)

リメイク版Ibを進めた。ずっと一緒EDを迎えた。

ラスダン攻略しなくても真ゲルテナ展行けるのはまあまあ大きな変更だ。周回前提の構成になっていることを踏まえ、作品コンプリートがそれなり大きな目標として位置づけられているのだろう。

回収が難しいと思われる作品には真ゲルテナ展で結構しっかりヒントが示されていた。この辺は昔気質なゲーマーは反発しそうだが、個人的にはまあいい落としどころなのでは、と思う。攻略サイト見ないと分からないよりはゲーム内をさまよって自力解決できるように出来ていた方が良い。

ところで、リメイク版にはどうしても微妙に感じる部分がある。バラの表示が割と記号チックなのだ。写実寄りなバラがずっと左上に表示されているのが命の視覚化としてかなり良かったので、ここだけは明確に原作の方が良かったな~と思ってしまった。


今日摂取したコンテンツ。

天使になる才能がないことを17年突きつけられ続けてる主人公が、知恵知識の才能なら活かせるんじゃないかみたいな流れのところでガブリエが「お前の力は必要ない」と突っぱねるのがグロい。そんなんだから最後刺されるんだぞ。

「愛し愛されれば幸せになれる」とか「人を比べるべきではない」みたいな価値観があくまで”天使サイドはこのように主張している”の域を出ていないのも良い。天使サイドの視点としては「主人公は善なる道を捨て悪に染まってしまった」になるが、物語としては「”天”という勢力から邪険にされたので”悪魔”という勢力に組する」という話でしかなくなる。

ガブリエの遺言が正しいものとして、矢に選ばれる所以を「正しい心を持っているから」という風に読むと自動的に天使サイドの見方になるが、自分としては「”矢を創り出した何者かにとって”正しい心を持っているから」と読みたい。主人公は何をおいてもまず特別価値ある存在として選ばれたかった訳で、”天”が選んでくれなくて”悪魔”が選んでくれるならそれに縋らない理由が特にないのは当然の帰結になる。そういう機微を悪徳と断ずることしかしないから説得が響かないんだぞガブリエ。

ラミが兄を褒めるのがなんで響かなかったかと考えたら、多分それは所詮「家族ゆえの無条件の愛」だからで、主人公ライアンが求めていたのは「己がこれこれこういう中身のこういう存在であるというゆえの選択」だったのでは。

と、ここまで考えたが、天使に選ばれてさえいれば満足してたかというとそうじゃない気もする。数百~数千はいるらしいので、さらにその中でも選ばれたいみたいになる可能性もありそうだ。実際ラミは天使の中でも特別視されている。そう考えるとマジで救いようがない。

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